朝から気分が重いとき、やってほしいたった一つのこと

朝、目覚めた瞬間から気分が重い日

アラームの音で目を覚ました瞬間、
「ああ、今日も仕事か…」
「なんだか体がだるい…」
そんな朝はありませんか？

特別な理由がなくても、心も体も重く感じる日があります。
睡眠不足、天気、体調、あるいは昨日の出来事が尾を引いているのかもしれません。

私は以前、そんな朝が続いたことがありました。
そのたびに「どうして私はこんなにやる気がないんだろう」と、自分を責めてしまっていました。

でも今は、そんな日こそある行動を取るようにしています。
それは、とてもシンプルで、時間もほとんどかかりません。

たった一つのこと ― 「窓を開ける」

朝から気分が重いとき、私が必ずやるのは窓を開けることです。

え、それだけ？と思うかもしれません。

でも、この「窓を開ける」という行動には、いくつかの効果があります。

1. 酸素を取り込む
   • 部屋の空気がこもっていると、酸素濃度が低くなり、頭も体もぼんやりします。
   • 新鮮な空気を吸うことで、脳に酸素が行き渡り、少しずつ目が覚めます。
2. 光を浴びる
   • 太陽の光は、体内時計をリセットしてくれます。
   • 光を浴びると、眠気を誘うメラトニンの分泌が止まり、目覚めのホルモンであるセロトニンが活性化します。
3. 気持ちの切り替え
   • 窓を開けて外の景色や音に触れると、「家の中の自分」から「外の世界の自分」へと意識が切り替わります。

「やらなきゃ」ではなく「やってみよう」の感覚で

大事なのは、窓を開けることを義務にしないことです。
「重い気分をどうにかしなきゃ」と力むと、それだけで疲れてしまいます。

「とりあえず窓、開けてみよっかな」くらいの軽い気持ちでいいんです。
朝の空気を吸い込むと、それだけで少し心がほどけます。

私が実感した変化

以前の私は、朝の気分の重さを何とかしようと、自己啓発本やSNSの「朝活」情報を試しまくっていました。
でも、ハードルが高すぎて、結局続きませんでした。

そんなとき、たまたま読んだ心理学の本に「環境を変えるだけで感情は変わる」と書いてあり、
試しに朝起きたらまず窓を開けるようにしたんです。

最初の数日は「まあ、ちょっと空気が変わるかな」程度。
でも1週間続けると、朝のどんよりが少し和らいでいる自分に気づきました。

小さな一歩が一日を変える

もし今あなたが、朝から気分が重いなら、
全部を変えようとしなくて大丈夫です。

「窓を開ける」という小さな一歩が、その日の空気と気持ちを少しずつ変えてくれます。
そして、その小さな変化が積み重なって、心の中に余裕をつくります。

今日も、よくやったね

あなたはきっと、日々いろんなことを抱えて生きています。
朝の重さは、あなたが怠けているからでも、弱いからでもありません。

ただ、体も心も「ちょっと休みたい」と言っているだけ。
だからこそ、その声に耳を傾けて、優しくスタートしてあげてください。

そして、今日も最後にこう言わせてください。

おかえり、今日もよくやったね。

Senju Kyoko

日々、がんばっているあなたへ、「おかえり」の気持ちを込めて書いています。 読み終えたとき、少し肩の力が抜けて、心がふっと軽くなりますように。